オタクが歩く四国

四国八十八ヶ所歩いた記録です。構築中。

21日目(2/24) 鶴の家旅館~青い国ホテル

足のほうはだいぶ良くなってきましたがまだ少々痛みます。
今日は距離が短いので少々ゆっくり目のつもりで、7:30少し前に出発。
宿毛市街地に入るまでは国道をずっと行きます。
ちょっとした峠越えの道。

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1.5hぐらいで市街地に入れたので延光寺からそのまま歩いて宿毛泊でもよかった気はしますが、昨日もらったアドバイスが後で効いてくることになるので結果オーライというやつでしょうか。

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地元のおっちゃんに話しかけられたりしつつ歩いているとハタダの店が。

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愛媛の名物菓子であるタルトのメーカーですが、高知県内で見かけるとは。
ちなみにタルトというのはロールケーキのクリームの代わりにあんこを入れたようなお菓子で、ハタダのものは栗が入っています。
愛媛県への道は山越えをする遍路道と、国道56号沿いを歩くという二つの手段があり、足の調子もあってどうしようかと思っていたのですが県境ぐらいは山を行こうと国道をパスして山のほうへ向かいます。

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宿毛貝塚という史跡を横目に見て、その先は山道。
登ったと思ったらすぐ下りで、集落の中を通り抜け、また山道へ。

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そんな道を2回ほど繰り返し、大深浦という集落からいよいよ県境の松尾峠越えに挑みます。

序盤は普通の山登りだったのですが、峠まで残り1000mの看板を過ぎるときつい傾斜になってきました。

ここはかつての街道筋で、遺構を示す看板がいくつか立っています。

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どうにかこうにか登りきって11:01、愛媛県愛南町に入りました。

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修行の道場と称される土佐の道、神峯寺を除けば物理的にきついところはさほどありませんでしたがとにかく長く、精神的にきついところで、修行の看板に偽りなしでした。
伊予の国は菩提の道場と言われ、悟りを開く段階のようです。

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登り程にはきつい道ではないですが下りはその分長く、車道に出てからも道は下り基調。

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おなかが空いて来たので持っていたゼリー飲料で空腹を黙らせて歩きます。
やがて町に出ると、ここは旧一本松町。
国道56号に戻って進みます。

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歩道完備でとても歩きやすい道です。
新道に切り替えられたところもあるようで、旧道の跡がそのまま残っていたり景色も変化が多く飽きさせません。

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蓮乗寺トンネルを抜けると旧城辺町。

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国道においては城辺町の区間は短く、城辺トンネルを抜けるともう旧御荘町の区域です。

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御荘町に入ってからの国道沿いはコンビニやら何やらとにかく店がいっぱいで、いわゆるロードサイドというやつですが都市の空気です。
「町」であるはずなのですが大都会に来たような気持ちになりました。
割と本気でこのまま松山に行ったら失神してしまうのではぐらいのことを考えたり。
国道の交差点に札所への案内看板が出ていて、そこで国道から分かれます。

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辺りは昔ながらの風情を残していて、国道沿いとはまた違った雰囲気。
よいところです。

14:07、伊予の国最初となる四十番札所観自在寺に着きました。

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一番札所から最も遠い札所で、「四国札所の裏関所」の異名があるお寺です。
納経所の方がやたらフランクで、私を評してある歌手に似ちょるとものすごい勢いで言われました。
時刻としてはだいぶ早いですが今日はここまでで、国道沿いにある青い国ホテルに宿泊です。
境内で少し休憩して、国道沿いに戻ってコンビニで昼食を調達、ホテルの部屋で昼食というちょうど安芸市でやったのと同じパターンのことをしました。
国道沿いにはコンビニもスーパーも100均もホームセンターもあり、ここまでで使った物資の補給には最適。
山越えをしましたが足には影響なく、順調に回復してきているようです。
明日からは3日続けて40kmオーバー、さらに昨日同宿だったお遍路さん曰くその次の日も大変なようなのでとにかく気合を入れて休みます。